2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧
またいつものように、騒がしい雨音のあとに新しい季節が来た。その日は雷鳴もしていたかも知れない、もしかしたら。雨音が部屋に浸みこんでくる。それを聞きながら、いろいろと面倒なことをパソコンで整理していた。風の方もすごいから、ベランダに干してい…
晩御飯を早く済ませ、シャワーを軽く浴びて、あとはだらしない恰好で適当に夜を過ごす。ごくごく普通だけど、なんて気持ちがいいんだろうと思う。ベッドに寝そべり、アイスコーヒーをからんからんと愛で、テレビでも観るといい。ときどき難しいことを考えて…
6月から7月末までのまとめ。曲紹介の方が楽しい。そろそろサブカル臭満載なライターにでも転身しようかな。 1.ろくでもなく僕ひとりで どうしようもないときはどうすりゃいいのよ。 r46abfcfd77x7me05se181.hatenablog.com ※プリファブ・スプライト「Bonny…
・ときどき、「あの文章のあの部分いいですね」と匿名で言われることがある。嬉しいなあって笑みがこぼれる反面、読まれてるんだなあってすごくビビる。毎日のアクセス数なんて大したことないし、話題になるような文章でもないけど、そんなものを眠たくなり…
ぬるい空気と抱きあう日々ばかりだけど、ときどき恵まれて、傘も持たず出かける日がある。このあいだも久しぶりに路面電車に乗り、のんびりと時間を使って駅まで向かった。そのあいだ、外の暑い世界をぼうっと眺めては他の乗客のことをちらりと見て、また景…
君がどうだったかはわからないけど、僕には詩を書いていた頃がある。詩と言っても歌詞だ。ほとんど韻は踏んでいないし、読み返すと恥ずかしさで熱を感じてしまう。家族には一つも見せたことがない。当時付き合っていた人には見せていた(送りつけていた、の…
午前四時に君から電話がかかってきた。ちょうど、隣の部屋からテレビの音が消え、しんと静かになったときだった。驚いてすぐに出てしまった。それにしても、どうして僕がまだ起きていることを君は分かっていたんだろう。晩御飯を食べたあと、のろのろとベッ…
自分が生まれ育った町を頭の中で組み立てる。マンションの階段を下りて大きい道に出たのなら、東の方角に進んでいけば駅前のデパートや喫茶店が、北の方角に歩いていくとツタヤとか本屋さんとかあって、もう少し遠く進んでいくと三年通った高校がひっそり佇…