すべてを疑いたい夜に

 人間関係が苦手だ。絶対切れないだろうと思っていた関係ほどするするとうまくいかなくなって、足掻こうとするぶん糸が絡まり、全部切らなくちゃいけなくなる。その「上手くいかないとき」が何回か続いて、自分に何か欠陥があるんだ、何か病めいたものがあるんだと思うようになった(ADHDの人の特徴を見る度に、なんか僕っぽいと感じる)。

 去年の夏、帰省したときに母にそういう感じかもしれないと打ち明けた。「気のせいちゃうん?」「そしたら病院行くで?」と言われ、じゃあいいよ...とだけ答えた。そう言われると「いいです」としか返せない。なぜなら、本当にADHDだと診断されたときの心持ちがまだ決まっていないし、逆にADHDじゃなかったら「そうじゃないのに人と喋ったり人と関わるのが下手くそなんだ」と思ってしまうからだ。すごく身勝手な理由だけど、きっぱりと断言されるよりも自分のなかでふわふわさせておいた方がいいような気がした。

 でも本当に気のせいという可能性もある。全然知らない人と何気ない日常会話をするときがあるからだ。また一方で、一週間誰とも喋らない自分も存在している。ときどき大きな闇に飲み込まれて「どうしてこうなった」と間違いを探している。すべては気分次第だろう。そして、一人で別に構わないと思っては、誰にも興味を示されない自分に膝から崩れ落ちる。二つの感情がややこしくて、ほとほと疲れる。ある意味病気だ。

 お酒を飲んでベロベロになるよりも、夜にひとりぼっちにさせられる方が危険かもしれない。自分のいろんな「ダメさ」が暴かれて(これは今もなんだけど)、とりあえずいろんな動画を見て夜を潰して、自分を慰める癖を繰り返して、疲れるのを待つ。日が変わる前に眠るのが滅多になくなったのはそういうのが起因しているんだろう。きっと僕みたいなゾンビは結構いるはずだ。とにかく不安だから夜を引き延ばす。眠る前と目覚める朝は苦手だ。夕方がずっと続いて欲しい。

 最近やることが多いから、どうしても雑な文章になって申し訳ない。忙しければ忙しいほど、自分のことを考えなくていいから楽なんだけど。でもそういう日々の途中でも、自分を疑うことはある。ずっと答えがない疑問文だ。