汗がダーッ

 先週の金曜に中国語の講義が休講になったため、その補講が今日あった。しかも1限目。僕は朝が弱いから、目覚ましを止めた後もしばらく朦朧としている。夢から覚めたあとって、なんだか気持ちよくって、もう一度夢へと戻りたくなってしまう。危ない危ない。ご飯をレンジで温めて、納豆と卵を混ぜてずるずると食べ、シャワーを浴びて、服を着替えた。そこで気が付いた。晴れている。

 豪雨、または雷の続いた数日。久しぶりの晴れ間を見た。青と白が綺麗に広がっている。曇り空とは違って、どこまでも突き抜けていくような解放感があった。窓を開けると日差しが暑かったけれど、風は爽やかでとても心地よかった。ベッドに寝そべって中国語の教科書を開く。講義の度に小テストがあるから、きちんと覚えないといけない。腕時計を見るともう時間だから、リュックサックを背負ってドアを開けた。

 教室に入ると、同じゼミの女の子がいた。ヘアスタイルが変わっているのに気づいて、僕が髪を切るジェスチャーをすると微笑んでくれた。もしかしたら苦笑いだったかもしれないけど。エアコンの風が冷たいなか、少しばかり話をした。「復習するの忘れてたからどうしよう」と女の子は言った。二人きりの時間は妙に長く感じられた。来ている人数はいつもより少なくて、みんな寝ていたり遊んでいたりするのだろうかと考えたりして、1時間は過ぎた。教室を出るとじわりと汗が出てきたが、それでも久しぶりの快晴に心が躍って、自転車で街へと漕ぎだした。ツタヤに行って新しいPOPEYEをペラペラと捲る。「サーフボーイと夏休み」かぁ。僕には縁遠いトピックだ。最後に海に行ったのは小学生のときだし、プールだって、小学生のときにドリンクを飲みすぎて早々にお腹を壊して帰って以来行っていない。海。僕が覚えているのは、僕のお父さんの友達と、その友達のガールフレンドと一緒に行ったときの思い出。‘‘ガールフレンド’’と浮き輪でぷかぷか浮かんでいたのをぼんやりと記憶している。

 外はもう夏!という感じで、じっとしていると汗がだらだらと流れていく。イヤホンからはスチャダラパーの「サマージャム’95」。BOSEさんが歌う「汗がダラーッ 太陽ピカーッ 頭フラーッ」の部分が好きだ。暇をつぶすと、早く家に帰りたくなる。日陰を探して縫うように進んでいく。汗に気持ち悪さを感じながら部屋のドアを開け、急いで素っ裸になる。冷たいシャワー。まるで茹でた麺を冷水でしめるように、心がきゅっと引き締まる。昼ご飯を済ませたら朝の我慢がここできたのか、一気に眠気が攻めてきて、僕は白旗を振った。なぜか自宅が火事になる夢を見たのは、真昼の暑さが原因だったのかな。 

サマージャム ’95

サマージャム ’95

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