NIGHT SCRAPS

夜をつらつら書き連ねるブログ

さすらい

 過去の記事でも書いたことだけど、一人で暮らしてみるまで自分が炊事洗濯などができるとは思っていなかった。うーん、完璧にこなせているかは置いといて、一人暮らしという環境にいることが結構重要な気がしている。だって、何もしないと困るのは自分自身だからだ。今まで使ってこなかった頭のどこかが目覚めて、手や足が動き始める。そのうちに、買い物は二日に一回行けばいいなとか、シャンプーとかティッシュ類はお金が入ってすぐに買った方がいいんだとか学んでいって、なんとかなるんだと分かる。

 今月のPOPEYEを買った。タイトルは、「一人旅にいってきます」。僕は一人で遠方に赴いた経験がないけれど、きっと楽しくスリルもあふれるんだろう。最近のPOPEYEは本当に内容が盛りだくさんで、すぐ読み切るなんてできない。これが月刊だということに驚きつつ、たっぷり詰まった一人旅のワクワクを感じている。ぱっと見た限りだと、リスボンに行ってみたいなあ。ポルトガルのジャズや、安くておいしいごはん、何よりその土地の空気を味わいたい。でも、泊まる場所や移動手段なんかを自分で選択しなくちゃいけないのはかなり大変だ。だからこその意味もあると思うけれど。

 話はがらりと移るけれど、宮崎駿監督の代表作で日本歴代興行収入一位を誇る作品『千と千尋の神隠し』は見たことがあるだろうか。あの物語のベースの一つとしてあるのは、水商売だ。というのは、この作品のプロデューサーである鈴木敏夫さんの知人に、キャバクラ好きの人がいた。その人が言うには、キャバクラで働く女性は、もともとコミュニケーションが苦手な人も多いのだそうだ。それでも男性相手に話さなくてはいけないから、自然とコミュニケーションを学んでいく。その要素が、千尋湯葉で働く中で生きる力を取り戻していくというストーリーに活かされているらしい。

 よく分からない世界に飛び込むと、体中からよく分からない力が湧いてくるのかもしれない。一人旅だって、誰も自分を知らない町に飛び込むことで、自分も知らない力が引き出される。今まで浸かっていたぬるま湯から這い出て、また新しい湯源を探して歩いていくのだ。それにしても、世界各国のご飯はどれもおいしそうだなあ。釜山の冷麺や、仙台のマーボー焼きそば、アメリカの肉!...見るだけでこんな味だろうなあというのが伝ってくる。やっぱり行くんだったら衣食住がちゃんとしたところだよねえ。あとは、レコード屋さんや本屋さんがあれば大満足なんだけど

カントリー・ロード(TAKE ME HOME,COUNTRY ROADS)

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