正午。コンクリートの階段を上り、扉を開けた。お店の人が「いらっしゃい」と静かな声で言い、僕はどこに座ろうかとせかせかと視線を動かす。レコードが流れていて、それがはっぴいえんどの音楽だとすぐに分かった。「ゆでめん」だ。ふっと席に腰かけて、お…
学祭の期間だからか、図書館が開いていなかった。作業しようと思っていた自分は幻滅して、いつものように自転車でぶらぶらすることにした。ミスタードーナツでオールドファッションをかじり、コーヒーをお代わりしながら、少し作業を進めた。一時間ぐらいで…
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